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栽培状況とクリスマスケーキについて


いつもSlow Farmをご利用いただき、誠にありがとうございます!Slow Farmの安藤です。


10月も暑い日が続きましたね。いつ温度が下がるのか!?と毎日天気予報とにらめっこをしていました。


秋口の温度が高いと、イチゴの花芽形成が遅くなり、収穫のスタート時期が遅くなる、という事が起こります。Slow Farmでは、昨年と比べて3-5日ぐらい花が上がってくるのが遅れている印象があります。


クリスマスにイチゴが少ないのではないか?と巷でも騒がれているようで、先日テレビの取材があり、イチゴの収穫時期の遅れについて、色々と質問を受けました。ただイチゴの産地では、長年の技術・品種改良があり、需要が増えるクリスマスにイチゴが間に合うように、様々な手がうたれています。例年通り、スーパーでは11月からイチゴのパックが販売されていくと思います。


具体的には、8月後半〜9月、夜に苗を冷やし、花芽形成を早める処理が一般的なのですが、当地ではそのような装置はなく、ある程度自然の環境に沿いながら、栽培を進めていくしかありません。


現在、品種により差はありますが、クリスマスに間に合う品種、そうでない品種が出てきています。Slow Sweetsを始めて、クリスマスケーキは2回行ったのですが、例年、花芽形成後はハウス内の温度設定を少し高めにしながら、何とかクリスマスに収穫が間に合うように調整してきました。しかし、年内に無理をする事で、年明けからイチゴの樹の体力が低いような状況が続く事があり、栽培の方法に悩んでおりました。温度設定が高いと、樹の成長が進むので一見生育は順調に見えるのですが、地下部(根っこ)の生育が充実せず、シーズン通して馬力がないような状況になってしまいます。


そのような状況を踏まえ、今年のクリスマスケーキは採れたてイチゴを使用しないラインナップでご用意したいと思います。毎年サンタケーキ等楽しみにしていただいているお客様も多い中恐縮ですが、ご理解いただけると幸いです。もちろん、イチゴの素材をふんだんに使った、こだわりのケーキになりますので、是非クリスマスのお祝いにご利用いただければと思います。


尚、数は少ないながらも12月下旬頃にイチゴの収穫は始まる予定ですので、クリスマス期間、ピースのケーキ等で採れたてイチゴを使用したケーキが出てくる可能性はございます。もう少し生育の状況を見ながら最終決定する予定です。


今年のクリスマスケーキの発表まであと数日です!もう少々お待ちくださいませ。


園主

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